転職活動の進め方

面接で「転職する理由」を問われたらどう答える?

転職の面接で「転職する理由」を問われたらどうするか

こんにちは!
転職エージェント・転職アドバイザーの深入エドワード(ふかいり えどわーど)です。

今回の記事では、転職の面接で聞かれると意外と答えに困ってしまう「転職をしたい理由はなんですか?」という質問への対応方法について解説します。

転職における面接についての全体的な構成や所要時間について、理解が充分でないと感じる方はまず「正社員転職における面接の流れ・構成と入室のやり方」を御覧ください。
また、面接で必ず聞かれる「自己紹介」「職務経歴(職歴)」についての答え方に自信がない方は「転職の面接における自己紹介のコツと職歴の伝え方

面接の構成・流れについておさらい

正社員転職における面接の流れ・構成と入室のやり方でも紹介していますが、転職における面接は多くのケースにおいて次のような構成となります。

  1. 入室
  2. 簡単な自己紹介
  3. 現在の仕事内容と職務経歴について質疑応答
  4. 転職する理由について質疑応答
  5. 志望動機と入社後のイメージについて質疑応答
  6. 採用条件の確認
  7. 応募者からのその他の質問(逆質問)
  8. 退室

このうち、「入室」については「正社員転職における面接の流れ・構成と入室のやり方」にて解説済です。
また、「簡単な自己紹介」と「現在の仕事内容と職務経歴について質疑応答」については「転職の面接における自己紹介のコツと職歴の伝え方」にて説明しました。

今回の記事では「転職する理由について質疑応答」について解説・ポイントアドバイスを行います。

「転職理由」は何故聞かれるのか?その3つのワケとは

転職エージェントとして人事の方や役員の方から「採用基準」「選考方法の背景」を伺うことがあります。
その中で見えてきた「転職を希望している理由」について質問をしている背景・理由を整理してみると、大きく次の3つに分けられることがわかりました。

  1. 入社後に活躍する人材かを見極めるため
  2. 考え方や人柄を知るため
  3. 同様の理由で退職してしまうリスクを確認するため

それぞれ解説します。

入社後に活躍する人材かを見極めるため

多くの場合、中途入社者として社員を受け入れようと面接を行っている企業はさらなる成長を目指しており、「即戦力」「将来的に社の主力となるような人材」を求めています。
そのため、面接では「楽をして高収入だけ得ようと考えている人材」や「自社とマッチしていない考え方・スタンス・スキルの持ち主」を見極めて落とす(入社をお断りする)必要があります。

「なぜ現在の仕事ではなく、転職を行って新天地での活躍を希望しているのか」
「なぜ退職したのか」
といった聞き方で転職希望者・面接受験者の退職理由を聞く理由のひとつはここにあるのです。

例えば、転職を希望している理由が
「現在の仕事が忙しく、残業も無くマイペースに仕事をしているだけで給料がもらえる仕事に就きたいから」
だとどういう印象を持つでしょうか。
「うちも季節によっては忙しくなるし、残業をお願いすることもあるが、この方にはお願いしづらそうだ。うちには合わないかもしれない」
と判断されてしまっても仕方がありません。

また、別の例として
「常に新しいスキルの習得や資格の獲得が求められる職場環境に疲れてしまいました」
という理由ではどうでしょうか。
仕事とは常に学びがあるもので、前向きなスタンス・姿勢が求められるものです。
ここまで後ろ向きで勢いが感じられないことを述べられてしまうと、採用意欲が減退してしまいそうですよね。

これまでの例とは逆に、次の転職希望理由の場合はどのような印象になるでしょうか。

「今の職場は変化が乏しく、自主的に身に着けた先端技術・知識を活かす機会が少ないため、先進的な取り組みをしている御社でより積極的な取り組みをしたいと考え、転職を決意しました。」

印象が全く異なりますね。
現状に対してどういった不満・課題を感じており、それらと自身のスキルやスタンス・思考にどのようなギャップがあるのかを述べた上で、更に志望理由にまで繋げています。

このように、転職を希望している理由や退職理由からその人のスタンスや姿勢、更には将来的なビジョンを伺い知ることができるため、活躍できる人材を求めている企業ほど転職理由について深く聞いてくるのです。
自身の考え方や現職場の環境について、誤解を与えることがないようにしっかりと説明できるように準備を行いましょう。

考え方や人柄を知るため

退職理由からは、転職希望者の人柄や考え方をうかがい知ることができます。
特に、「働く上でどういったポイントを重視しているのか」「仕事に対するモチベーションはどうか」については、社風とマッチしているかという点や、募集しているポジション・役職に適した人材かを判断する上で重要な判断ポイントです。

そのため、現職あるいは前職ではどういった点に不満を持ち、次の職場には何を期待しているのかを「転職の理由は」という質問を通して面接官は知ろうとしています。

これらの点でのマッチングは非常に重要で、個人のスタンス・趣味嗜好と会社の社風・風土との相性が図られることとなります。
無理に取り繕って面接官に好かれるようなことだけをアピールしてしまうと、入社後にミスマッチが発生してしまう可能性もありますので、言葉を選びつつも、転職理由については嘘偽り無く伝えることが大切です。

同様の理由で退職してしまうリスクを確認するため

人材・社員というものは採用して終わりではありません。
社内で活躍できるように配属先や役職を調整したり、退職してしまわないように課題を取り除く必要があります。

特に転職者・中途入社者については、1度以上退職を経験しているため、新卒入社以来一貫して務めている社員よりも退職という選択肢を取りやすいという側面があります。
故に、面接の段階で「何が退職という選択肢を取る理由となり得るのか」「この人にとってのタブー・地雷はなにか」を知ることで、入社後の定着率を高めようとするのは人事・役職者にとって当然の心理です。

こういった点を踏まえ、自身にとって譲れないポイントや許せないことがしっかりと伝え、次の職場では退職をしたいと思うきっかけが生まれてしまわないように面接の段階からコミュニケーションを取っていくことが面接受験者・採用側社員双方にとってのメリットとなります。

転職する理由をうまく伝えるには?

以上3つの「質問の背景・意図」を踏まえた上で、面接受験者はどのようにして転職の理由をうまく伝えると好印象なのでしょうか。

まず大切なのは、転職の理由と志望動機が繋がるように自身の考えをきちんと整理することです。

志望動機については次の記事にてより詳細な解説を行いますが、基本的なポイントとしては

  • 自身のスキルやビジョンと、希望する仕事内容・環境を繋げる
  • 同業他社や類似企業ではなく、何故その企業なのかを理路整然と伝える

が挙げられます。

それらを伝えるための「志望動機」と、そう考えるに至った「転職の理由」が繋がることによって、面接官には転職希望者の考え方や体験、あるいはそれらを踏まえて今後どのようにしていきたいのかがストーリーとして伝わることとなり、説得力・納得感がより一層増すのです。

また、「入社後に活躍する人材かを見極めるため」の項目でもお伝えしたとおり、ネガティブな面や考え方ばかりが全面に出てしまう転職理由はNGです。
多くの場合、言葉を置き換えたり目線を変えるだけで、ネガティブな理由はポジティブな言い方に変換できたり、別の面からの説明に変えることができるため、「自身の転職理由がネガティブすぎる」と思った際には言い換えることができないかを今一度考え直してみましょう。

今の時代、転職はネガティブなことではありません。
自身がより一層活躍できるフィールドに移り、更に自分らしい仕事に取り組めるように、前向きに転職活動に取り組んでいきましょう!

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