転職の基礎知識

短い就業期間・職歴での転職(短期間転職)は不利?

短い就業期間・職歴での転職(短期間転職)は不利?

こんにちは!
転職エージェント・転職アドバイザーの深入エドワード(ふかいり えどわーど)です。

転職を検討されている方の中には、「今いる職場の就業期間・在籍期間が短い」という方もいらっしゃると思います。
そしてそういう方が悩みがちなのが「短期間での転職活動は不利になるのか」「短い職歴は面接官にネガティブな印象を与えるのではないか」という点です。

本記事では、本当に短期間での転職活動は不利になってしまうのかという点について解説致します。

就職・転職して短期間での転職でも理由がしっかりしていれば問題なし

結論から述べると、しっかりとした理由を面接の場で話すことができれば問題ありません。

職歴が短い(就業期間・在籍期間が短い)場合、転職における面接の場でその理由を問われることが多いのですが、
そこで

  • 何故転職をしたいと考えているのか
  • 何故今の職場で挑戦し続けることを選ばなかったのか

の2点を抑えて回答することができれば、多くの場合職歴は問題にならず、転職理由やスキルによって採用可否判断が下されます。

ここで重要なのは「何故今の職場で挑戦し続けることを選ばなかったのか」についてです。
例えば、社内でのポジション調整や交渉によって、あなたにとって不都合な事象が解消できたり、更に活躍できるチャンスがあるのではないかと思われた場合には、
「何故そういった挑戦をせずに社外に出ることを選んだのか」
といった疑問を払拭することはできません。
回答次第によっては
「堪え性のない人」
「うちの会社もすぐに辞めてしまうのではないか」
と思われてしまっても仕方ありません。

そういった印象を残さないためにも、やるべきことはやった上で、それでも転職をすることがベストな判断であった、というあなたの判断根拠・考え方をしっかりと面接官に伝えることがポイントとなります。

面接官からすると、「うちの会社には長期間いてくれるだろうか」という点を気にします。
その点を抑えるために、
「現職(あるいは前職)ではこういう問題があった。このように解決に動いたが改善が見られなかった。一方で御社ではこうだと聞いており、是非転職して成果に繋げたい」
といったように、転職することで問題点を解消でき、その結果長く務めたりちゃんと成果を出すことができるということをアピールすることは非常に重要です。

大手企業も「短期間だから」という理由だけでは落とさない

ここで実際の企業担当者の声を引用してみましょう。

GMOインターネットのグループ人事本部の方は

面接で退職理由について質問するので、きちんと説明していただければ、マイナスに評価することはありません。

と発言しています。

また、日本マクドナルドの人事本部チーフの方も

最低1年は一つの会社で頑張ってほしいと思いますが、当社の場合は、転職回数だけで判断することはしません。「どう考えて離職し、これからどうしたいのか」を面接で詳しく確認させていただきます。最近では、新卒で入社した会社を1年未満で辞めた応募者を採用しました。合否の分かれ目は、やはり自分なりの目的意識がしっかりしていることです。

と仰っています。

これらのことからも、人事担当者あるいは人事責任者は在籍期間の短さだけで判断していることはなく、その理由や転職にかける熱意・目的意識を重要視していることがわかりますね。
短い期間での転職を検討されている方は、是非この点について意識を持って、きちんと説明できるように心がけましょう。

両コメントの引用元: マイナビ – 何回までOK? 転職回数が多くても 「内定」を勝ち取る方法

職歴が浅い場合は社内での異動も検討してみましょう

既に述べたとおり、短い在籍期間で転職活動に取り組んでいる場合は、「現職(あるいは前職)でベストは尽くしたのか」という点がチェックポイントとなります。
実際に、転職まで行わなくても、社内での異動で問題が解決したり、キャリアアップを実現できるケースは少なくありません。

転職活動を行いながらでも良いので、上司や人事担当者と面談を行い、

  • 所属部署・グループの変更(異動)
  • 職種や担当領域の変更

といったことができないかを交渉してみましょう。

また、転職を行いたい理由によっては、休職やリモートワークの申請を行うことが問題解決に繋がる可能性もあります。

「必ず転職!」と視野狭窄に落ってしまわないように、何が自身にとってベストなのかを冷静に考え、あらゆる選択肢・キャリアパスを慎重に検討してみましょう。

前職の就業期間に関する統計データ

実際の統計情報を見てみましょう。
転職を行った方がその直前の職場(前職)にどの程度の期間在籍していたのかという厚生労働省の調査結果です。

6か月未満 6か月以上1年未満 1年以上2年未満 2年以上5年未満 5年以上10年未満 10年以上 不明
総数 100 8.5 10.2 16.1 27.1 18.6 18 1.5
100 6.8 9 14.5 25.9 18.6 23.6 1.5
100 10.8 11.9 18.2 28.9 18.6 10.2 1.4
15~19歳 100 61.8 19.1 7.4 11.7
20~24歳 100 14.4 25.2 24.4 23.5 4.1 8.4
25~29歳 100 7.7 11.6 20.6 42.7 15.2 1 1.2
30~34歳 100 7.2 8.9 18.8 31.8 26 7 0.3
35~39歳 100 7.7 8.2 18.9 23.7 22.7 17.9 0.8
40~44歳 100 8.3 7.9 13.5 26.4 20.3 22.2 1.3
45~49歳 100 9.9 10.3 11.3 23.7 19.9 24.9 0.1
50~54歳 100 11.2 6.7 12.6 18.9 18.6 31.6 0.3
55~59歳 100 7.7 9.2 7.5 15.7 19.4 39.8 0.8
60~64歳 100 3.5 5.4 8 14.5 11.3 56.3 1.1
65歳以上 100 0.5 5.9 8.4 21.7 15.4 45.1 3
現在の勤め先の就業形態
正社員 100 7.8 9.8 16.4 28 19.2 17.7 1.1
正社員以外 100 11 11.7 14.6 26 17.2 18.4 1.1

出典: 厚生労働省 – 平成27年転職者実態調査

年代によってばらつきはありますが、20代前半の転職経験者の約4割は1年未満の在籍期間で転職を行った(転職に成功した)ということがわかります。
このことからも、「短期間での転職は完全にNG」ではなく、その理由や面接での伝え方によっては十分転職可能であると言えるでしょう。

また、面接において転職する理由をどう答えるべきかという解説は、弊サイトの「面接で「転職する理由」を問われたらどう答える?」でも詳細に記載してありますので、是非そちらもご覧ください。

あなたの転職活動がうまくいくことをお祈りしています!

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