転職の基礎知識

正社員転職の倍率は?平成30年8月の有効求人倍率を解説

正社員転職の倍率は?平成30年8月の有効求人倍率を解説

こんにちは!
転職エージェント・転職アドバイザーの深入エドワード(ふかいり えどわーど)です。

転職活動を行うにあたって気になるのが「どのくらいの難易度なのか」「倍率はどの程度なのか」という点ですよね。
本記事では平成30年8月(2018年8月)の統計資料をもとに、現在の転職市場の現状を定量データとしてご紹介します。
特に「正社員になるには」という点を中心に解説しますね。

有効求人倍率は厚生労働省発表で1.63倍!

平成30年9月28日の厚生労働省発表資料によると、平成30年8月の有効求人倍率は1.63倍となっています。
有効求人倍率だけを見ると、求職者よりも求人のほうがはるかに多く、かつ新規の求人もしっかり出ているため、転職には非常に有利な環境と言えるでしょう。

○平成30年8月の有効求人倍率は1.63倍で、前月と同じ水準。
○平成30年8月の新規求人倍率は2.34倍で、前月に比べて0.08ポイント低下。

厚生労働省 – 一般職業紹介状況(平成30年8月分)

また、正社員に絞ったデータを見ると、

正社員有効求人倍率(季節調整値)は1.13倍となり、前月と同水準

となっており、こちらも十分量の求人が市場に出ている、ということになります。

ちなみに、平成21年8月には正社員有効求人倍率は0.34倍しか無く、この頃と比べると遥かに求職者有利な売り手市場になっていることが見て取れます。

厚生労働省 – 正社員の職業紹介状況(21年8月分)

厚生労働省の図を引用すると、この通り有効求人倍率が右肩上がりで年々改善していることがわかります。
転職を検討している方にとっては非常に活動しやすい環境と言えるでしょう。

有効求人倍率推移

そもそも有効求人倍率とは

さて、そもそも有効求人倍率とは何なのでしょう。

SMBC日興証券の解説を引用してみましょう。

有効求人倍率とは、有効求職者数に対する有効求人数の割合で、雇用動向を示す重要指標のひとつです。景気とほぼ一致して動くので、景気動向指数の一致指数となっています。
厚生労働省が全国のハローワークの求職者数、求人数をもとに算出し、「職業安定業務統計(一般職業紹介状況)」で毎月発表しています。有効求人数を有効求職者数で割って算出し、倍率が1を上回れば人を探している企業が多く、下回れば仕事を探している人が多いことを示します。

ここで抑えておくべきは

  • 求人数を求職者数で割ったもの
  • 1を上回っている場合は求職者よりも求人のほうが多い

という2点です。
このことを踏まえて、平成30年8月の有効求人倍率を改めて見てみると、非常に求職者有利であるという現状がご理解頂けると思います。

なお、SMBC日興証券の解説にも書いてあるとおり、厚生労働省の発表はあくまでもハローワークにストックされている求職者情報・求人情報をもとに計算されているということも重要なポイントです。
すなわち、「正社員転職を成功させるならエージェントの活用が肝!」で解説したような「非公開求人」を含めると、世の中には更に多くの求人が存在しているということになります。

民間の調査による有効求人倍率は2.47倍

厚生労働省の調査はハローワークの求人・求職者情報をもとにしたものですが、一方で民間調査によるデータはどうなっているのでしょうか。
大手求人サイトDODAの調査によると、平成30年8月の有効求人倍率はなんと2.47倍。
かなりの売り手市場状況であることが見て取れます。

・2018年8月の求人倍率は、2.47倍(前月比+0.22pt/前年同月比+0.06pt)。
・求人数は前月比101.1%、転職希望者数は前月比92.3%。
・求人数は前年同月比108.4%、転職希望者数は前年同月比107.0%。
・求人数は調査開始(2008年1月)以来の最高値を更新。

転職求人倍率レポート(2018年8月)

業界ごとの有効求人倍率は?狙い目は「IT業界」「技術系職種」

上述したDODAのデータを更に深く見てみましょう。

業界ごとの求人倍率で最も倍率が高いのは「IT業界(IT・通信)」で6.14倍をマークしています。
一方で最も求人倍率の低い業界は「小売/外食」で0.92倍となっています。
(小売・外食の倍率が低くなっているのは、求人サイト経由での中途入社者募集をせずにアルバイト・パートで現場を回している企業が多いためと推察されます)

また、職種に目を向けると、最も求人倍率が高い職種は「技術系(IT・通信)」で8.08倍となっており、上述した業種のデータと掛け合わせて考えると「IT業界の技術職が転職市場では強烈に求められている」と言えるでしょう。

なお、最も求人倍率の低い職種は「事務・アシスタント系」で0.23倍でした。これは人気に対して募集が出されているポジションが少ないということを意味しますので、事務・アシスタント職を目指す方は資格の獲得や実績・アピールポイントの構築などを行わなければかなり厳しい戦いになりそうです。

転職に関するデータを読み解き、有利に活動を進めましょう

今回ご紹介した「有効求人倍率」ですが、転職をする方にとっては自身の転職難易度に直結する非常に重要なデータです。
こういった基礎情報やデータ、定量的な分析結果などは厚生労働省を中心に信頼できるデータソースから統計情報として発表されますので、ざっと目を通し、マーケットの状況を踏まえた動き方をすることが転職活動を有利に進めるコツとなります。

数字が苦手な方向けにも、そうでない方向けにも、
本サイトでもいくつかの基礎的なデータのご紹介・解説を行っていきますのでぜひ参考にして頂ければと思います。

それでは実のある転職活動を!

コメントを残す

*