転職の基礎知識

履歴書・職務経歴書は手書きとパソコン作成どっちがいいのか?

履歴書・職務経歴書は手書きとパソコンどっちがいいのか?

こんにちは。転職支援をしている深入エドワードです。

転職活動で提出が求められる履歴書・職務経歴書やエントリーシートについて、「手書きで書かないといけないの?」「パソコンで作って提出すると落とされる?」といった質問を頂くことがあります。

今回の記事では、そういった「転職活動で提出する書類は手書きとパソコンのどちらがいいのか、について解説致します。

企業の採用担当者は手書きとパソコン書きで評価を変えるのか?

提出された履歴書・職務経歴書やエントリーシートを受け取り、合否や選考通過の判断をする中途採用担当者は、手書きやパソコン作製についてどう思っているのでしょうか。

ここで転職求人情報サイト大手のリクナビNEXTの調査データを引用させて頂きます。

リクルートが中途採用担当者にアンケートを取ったところ、

採用担当者へのアンケート によると、手書きとパソコンで作成した履歴書について、約半数である51%の人が「違いはない」という回答でした。なお、「手書きの方が評価が高い」と回答した人は29%、「パソコンで作成した方が評価が高い」と回答した人は10%。手書きを評価しているのは3割に満たないという結果となりました。

という、「評価には差をつけていない」という企業が過半数を占めるという結果になりました。

しかしながら、約3割の採用担当者は手書きを高評価にしているということにも言及されており、これを高い比率と見るかは個人差がありそうです。

また、評価に差はないとアンケート調査に答えつつも、実態は差をつけていたり、担当者ごとに評価基準がブレてしまったりもしていることかと思います。

本調査を慎重に読み解くのであれば、「評価に差が出ないケースも一定はあるが、パソコンで作成した履歴書などの書類よりは手書きの書類のほうが評価されるケースは確実にある」という結論になるかと思います。

伝統を重視する会社や昔ながらの会社は手書きの履歴書を求めがち、というのが現実

私の転職エージェントとしての活動や転職支援の経験による話にはなりますが、やはりまだまだ手書きの履歴書や職務経歴書のような書類が喜ばれるのは事実です。
喜ばれる、というよりもパソコンで作成したものがマイナス評価を受ける一方で、手書きの書類は少なくともマイナスにはならないといった方が正しいでしょうか。

特に不動産業界や建築業界、金融業界・出版業界などのいわゆるレガシー産業と言われてしまうこともあるような業界・企業では手書きの履歴書の方を高評価とする事例が目立ちます。

不動産会社や建築デベロッパー、銀行・証券会社や出版社への転職を考えている方は手書きで履歴書・職務経歴書をご用意された方が無難かと思います。

パソコンで履歴書を作成することがスキルのアピールになることもある

一方でパソコンで履歴書や職務経歴書などの書類を作成して提出するメリットもあります。それは「パソコンでこういった書類を作るスキルを身に着けている」というアピールになる点です。

業界によってはExcelやWordなどのOffice製品を使って履歴書などの書類を作るのは朝飯前という人で溢れかえっていますが、所変わればそういうスキルが重宝される会社もあるのです。きちんと見やすいフォーマットで適切なフォントや文字サイズを設定した書類を作成して提出できるというのは立派な一つのスキル。
単なる手抜きではなく、「このほうが見やすいかと思いまして」という意図も伝わってくるような完成度であれば、手書きの書類とはまた異なった高評価を得ることができるでしょう。

読みやすく、内容がしっかり伝わる履歴書にするのが大切

履歴書などの書類を作成するにあたって、本質的に気を払うべきは「手書きで作成するべきか」「パソコンで作るべきか」といったことではなく、「読み手を意識して書くことができているか」です。

それは内容はもちろんのこと、読み手が内容を理解しやすいような書き方になっているかというのもポイントです。
書き方というのは、文字の綺麗さだけではなく、段落の構成や話に筋が通っているのかなどの文章構成力・設計力のことも指しています。

例えばパソコンで作った履歴書や職務経歴書であっても、話の内容があちらこちらに飛んでいたり、主語が欠落していたりすると、「読むことはできるが意味が取れない文章」となってしまいます。
「この履歴書や職務経歴書は第三者が読んでもちゃんと意味を理解できるか」を常に意識して書類作成に臨むようにしましょう。

手書きで書く場合は丁寧に、人柄が伝わるように

また、手書きの書類を高評価とする企業の採用担当者の方は「文字から人柄が伝わってくる」といったようなことを仰ることが多いです。
それは単純に字が綺麗かということだけでなく、とめはね払いといったことが丁寧にされているか、などの「読み手のことを考えてきちんとした文字を書こうという意欲が伝わるか」といった点のことを指していると私は感じています。

せっかく手書きで書類を作成するのであれば、「書ききれば良い」という意識でさっと書いてしまうのではなく、文字のバランスや形に意識を払って丁寧な文字になるように気をつけましょう。

パソコンで履歴書を作成する場合はフォントサイズに注意

パソコンで履歴書などの書類を作成する場合に陥りがちな問題が「字が小さすぎる」というものです。

履歴書や職務経歴書、エントリーシートなどは伝えたいことがたくさんあって色々と書いてしまいがちなもの。
加えて、手書きと比べてパソコンで書類を作成する際には簡単な設定で文字を小さくしていくらでも文章を詰め込んでしまえます。

しかしながら、あまりにも小さすぎる文字は読み手に負担を与えてしまいます。
伝えたいことが多いことは結構なのですが、常識的なフォントサイズになるように内容の取捨選択や推敲をするようにしましょう。

パソコンで履歴書を作るといってもカラフルにしすぎるなどは問題

その他に、パソコンで履歴書を作る際にやってしまいがちなミスが「色をつけるなどしてカラフルな書類にしてしまう」ことです。

履歴書や職務経歴書などは転職活動というフォーマルに分類されるイベントで用いられる書類です。
それを、例えばカラフルな文字で彩り、フォントもポップなものにしてしまっては「TPOをわきまえられない方なのかな?」と思われてしまうこともあります。

基本的にはモノクロで書類を作成し、仮に強調したいポイントがあった場合は太字にしたり控えめな下線を付ける程度の装飾にしましょう。

無理をして向いていない作成方法で履歴書を作る必要はない、という考え方もあります

本記事では、転職活動における書類は手書きが良いのか、それともパソコンでの作成で良いのかということや、それぞれのポイントを紹介してきました。
ですが、あくまでもこれは一般的な基準であり、より多くの企業に受け入れてもらう(書類選考を突破・合格する)ためにはどうするべきかというコツの紹介に過ぎません。

例えば、IT活用が進んでいる企業で働きたいと思っているのであれば、求職者側の判断として「手書きだからといって落とすような企業では働きたくない」と企業を切り捨てるといった判断も重要です。
企業の体質や採用担当者の方針が転職希望者自身とマッチしないのであれば、仮に書類選考を突破したり内定を獲得したとしても幸せになれない可能性も高いことでしょう。
そういった意味では、提出する書類をどういった方法・スタイルで作成するかで求職者・求人企業双方でのマッチングが図られているのです。

基礎データや世の中一般のある種常識として、本記事で紹介したようなことを念頭に置いて頂きつつ、最終的に自身が納得できる企業の選考が前に進めば理想かと思います。

また、履歴書や職務経歴書の書き方に不安がある方や、その内容について第三者目線でのフィードバック・アドバイスが欲しい方は転職エージェントに相談するのがおすすめです。
求職者側は転職エージェントサービスを無料で利用することができますし、転職のプロから適切なアドバイスを受けることができますので、転職活動を進める際にはぜひ利用しましょう。

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