企業規模ごとの転職方法

ベンチャー・スタートアップに転職するメリットとデメリット

ベンチャーやスタートアップに転職するメリット・デメリット

こんにちは!転職エージェントの深入エドワードです。

ここ数年、ベンチャー企業やスタートアップと呼ばれる企業が潤沢な資金を調達できるようになったこともあり、従来以上のペースや待遇で中途採用を進めるケースが増えています。
以前投稿したベンチャーやスタートアップへ転職する方法・コツの記事では、「そもそもベンチャー企業やスタートアップ企業って何?」「どうやって転職するの?」といったことについて説明してきました。

ベンチャー企業やスタートアップ企業がどのような思想・姿勢でビジネスに取り組んでいるのかについては上記記事でご理解頂けることかと思いますが、やはりすべてが良いことばかりではありません。
というわけで、本記事ではベンチャーやスタートアップに転職するメリットとデメリットについて紹介致します。

ベンチャーやスタートアップに転職するメリット

ベンチャーやスタートアップと呼ばれる企業に転職することについて、一般的な中小企業や大企業への転職と比べた際のメリットとは何でしょうか。

大企業からベンチャーやスタートアップに転職した方の話や、自身の経験を通して以下の3点がメリットとあると私は考えています。

裁量が大きく大胆なチャレンジを任せられる

ベンチャー企業やスタートアップ企業では、従来の企業とは異なり完全なピラミッド構造は構築されておらず、むしろ創業者や取締役以外は全員平社員といった状態であることが珍しくありません。

そのため、上司の指示を仰ぎながらミスなく仕事を進めていくといったスタイルではなく、自身の責任と意欲をもって経営にコミットした働き方が求められます。

そもそもが人手不足の組織であるため、「このひとは成果を出してくれる」と思われれば社長から直接非常に重要なお題目が与えられることも頻繁にありますし、仮に他の人が担当している仕事であっても自ら積極的に協力していくことで重要な案件の主要メンバーとして振る舞うこともできるようになります。

また、誰のどのアクションが経営指標やビジネスにどの程度の影響を与えたのかが非常に分かりやすいフェーズでもありますので、
「私の提案や行動が、売上換算で5億円になった!」
といったようなやりがいを感じることができるのもベンチャーやスタートアップに転職する大きなメリットのひとつでしょう。

経営を間近で体感できる

ベンチャー企業やスタートアップは組織規模が小さく、数人から十数人でビジネスを回している組織がほとんどです。

当然のことながら、社長や創業者・取締役などの役員も他の社員と机を並べながらバリバリと仕事をしている環境です。

そういった環境では、経営層がどういったことをどのような目線で考えているのかを知りやすいですし、大企業や縦割り組織と比較して情報もオープンにされているため直接聞いてみる・質問してみることも可能です。

将来独立を考えている人だけでなく、経営に近い立場・レイヤーへの昇進や転職を考えている方には、そのような経営層の考え方を学べるベンチャー・スタートアップへの転職はメリットが大きいと言えます。
(場合によっては「倒産しそう」といった聞きたくないような話が耳に入ることも…)

IPO(株式上場)やM&A(会社売却)での報酬が期待できる

ベンチャー企業やスタートアップの多くは、投資家やベンチャーキャピタル(VC)といった外部の方や組織から資金調達をしています。
資金調達をした以上、投資家やベンチャーキャピタルにキャピタルゲインという形で還元をするために、いわゆるイグジット(exit)を目指してビジネスを成長させていきます。

イグジットとは主に株式市場への上場(IPO)や、他社への株式売却(M&A)のことを指します。

そういったイグジットをする際には、投資家だけでなく株を持っている社員や創業者にも株式売却による利益がもたらされます。

ベンチャーやスタートアップに転職をする際に株式の一部を貰えたり、将来割安で株を購入できる権利を指すストックオプション(SO)を貰えたりする事も多く、これをベンチャーやスタートアップへ転職する大きなメリットとしてベンチャー企業業界を転々と転職し続ける人がいるほどです。

ベンチャーやスタートアップに転職するデメリット

ベンチャー企業・スタートアップへ転職した際のメリットや良い点を挙げてきましたが、もちろんデメリットや懸念すべき事項もいくつかあります。

仕事内容が不定で柔軟性を求められる

何もかもが始めたて・模索中のスタートアップ企業はもとより、ビジネスの内容や製品・プロダクトが固まってきたと思われていたベンチャー企業でさえも、ピボットと呼ばれるビジネスの大幅な方針転換をすることが頻繁にあることに注意を払うべきでしょう。

そのため、入社時や転職の面接のときに聞いていた仕事内容とは大きく異なるばかりか、担当しようとしていた製品やサービスが無くなっているといった可能性もあります。

毎日同じ仕事を繰り返しながら習熟度を高めていくといった仕事のスタイルが合っている人には、日々仕事内容がドラスティックに変わっていくベンチャー・スタートアップは向いていないかもしれません。

労働条件・労働環境が十分整っていないことがある

ベンチャーやスタートアップにとっての最優先事項はビジネスの成功です。

そのためには創業者自らハードワークをし続けますし、シビアな判断を繰り返し続けます。

一方で、社内の制度としての就労規則や雇用条件・福利厚生などは未整備の企業も多く、世間一般では「ブラック企業」「法的にグレー」とされる働き方・働かせ方が横行しているというのも悲しいことに事実なのです。

もちろん、採用に力を入れはじめたスタートアップや、組織が大きくなってきたベンチャー企業ではこういった労働環境や労働・採用条件を整備していたり改善していたりするため、多少なりともこの点が気になる方は企業規模やそのフェーズを注意深く確認することをおすすめします。

短期での収入はそこまで高くないケースが多い

ベンチャー企業やスタートアップは無い無い尽くしとよく言われます。
ヒトもモノもカネも無いのです。つらい。

大規模の資金調達をしたとしても、すでに抱えている社員の人件費やビジネスへの先行投資のことを考えると、余剰資金なんて誤差みたいな額しか残りません。

そのため、外資大手や高収益体質の大企業では1000万プレイヤーだった方を採用するとしても同程度の年収は担保できず、数百万の年収ダウンといった条件を提示せざるを得ないというベンチャー・スタートアップが多くあります。

もちろん、年収が下がってしまう分は株式やストックオプションによって補填してくれるケースが多いのですが、それらはイグジットするまで現金化出来ない「成果報酬」となります。

ベンチャーやスタートアップに転職を検討する際には預貯金額や今後のキャッシュフローについて意識をしておくことは非常に大切です。

ただし補足をすると、近年はベンチャーやスタートアップも優秀な人材の奪い合いが加熱しており、外資大手並みの待遇を提示してくるケースも増えてきました。
日経大手企業では、下積みの期間を耐えて役職についてからしか年収が上がらないにも関わらず、最近では脂の乗り始めた世代の大量リストラも始まっている始末。
そういった意味ではこのデメリットについては近いうちに解消されていくのかもしれません。

マッチする人にはとことんマッチするベンチャー・スタートアップ企業。転職する方法は?

さて、ここまでベンチャー企業やスタートアップに転職する際のメリットおよびデメリットを紹介してきました。

デメリットを踏まえても、ベンチャーやスタートアップに転職するメリットが上回る!と思った方には是非ベンチャー・スタートアップへの転職を前向きに検討頂ければと思います。

それでは、ベンチャーやスタートアップに転職するにはどのような転職活動をするのが良いのでしょうか。

ベンチャーやスタートアップの求人が多い転職サイトを利用する

ベンチャーやスタートアップに転職するおすすめの方法1つ目は、ベンチャー企業やスタートアップ企業の求人情報が多く掲載されている転職サイトに登録することです。

ベンチャー・スタートアップに特化している転職サイトの中でも最もおすすめなのはウォンテッドリー(Wantedly)です。

ウォンテッドリーは最近東証マザーズに上場しており、その運営が盤石であるお墨付きを得ています。

また、ベンチャー企業やスタートアップ企業が自らの特徴を分かりやすく掲載するフォーマットとなっており、社名だけではピンと来ないような知らない企業であっても、その魅力を発見できるようなサイトの作りになっています。

ウォンテッドリーでは社員や会社の写真が豊富に掲載されているほか、

  • なにをやっているのか
  • なぜやるのか
  • どうやっているのか

といったことが求人情報に掲載されており、一般的にはまだまだ知名度がない会社であってもその社風や雰囲気を十分に知ることができます。
また、選考・採用に対してエントリーするといった転職サイト然とした入り口だけでなく、「まずは遊びに行ってみる」「まずは話を聞いてみる」といったライトなアクションから企業との接触を始めることができるのも一つの特徴です。

企業からのオファーやスカウトも届くため、ベンチャーやスタートアップへの転職を少しでも考えている方であれば、まずは登録しておくことをおすすめします。
登録しておくことで届くオファーなどから、ベンチャーやスタートアップ企業の待遇がどの程度のもので、どのような企業が採用に積極的なのかを知ることができるというのも登録のメリットですね。

ベンチャーやスタートアップへの転職に強い転職エージェントを利用する

ベンチャーやスタートアップに転職する2つ目の方法は、そういった企業規模を得意とする転職エージェントサービスを利用することです。

ベンチャーやスタートアップへの転職を考えている方におすすめの転職エージェントは「ワークポート」です。

ワークポートは転職サイト大手のリクナビNEXTにおいて、転職決定人数部門第1位を6年連続も獲得している、大手企業お墨付きの優良転職エージェント企業です。

もともとはIT企業への転職紹介・斡旋に特化して事業を行っていたというバックグラウンドもあり、ベンチャーやスタートアップへの転職活動でありがちな「スタートアップのテクノロジーの話を転職エージェントが全然理解しておらず、ミスマッチの紹介しかしてくれなかった」といった問題を回避することができます。

拠点(オフィス)も日本の津々浦々にあるため、各エリア・地域の企業についても深い情報を持っている他、対面での転職相談にも乗ってくれるのが良いポイントです。

もちろん、転職希望者のサービス利用は完全無料。
まずは登録しておき、自身の希望を伝えることで紹介される企業からベンチャー・スタートアップ業界への理解を深めたり、待遇について目線を合わせたりするといった転職活動の進め方をおすすめします。

メリット・デメリットを踏まえて自身に合うかをしっかり判断しましょう!

ここまでに紹介してきたとおり、ベンチャー企業・スタートアップというのはその特徴を理解した上で飛び込まなければミスマッチをうみ、辛くなってしまうような世界でもあります。
一方で、ビジネスの成功を目指して組織一丸となって日々邁進していく環境は心地よいのもまた事実です。

ベンチャーやスタートアップへの転職が流行っているから、というトレンドだけでなく、しっかりと転職のメリット・デメリットを理解した上で転職活動に臨んでください!

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