企業規模ごとの転職方法

ベンチャーやスタートアップへ転職する方法・コツ

ベンチャーやスタートアップへの転職方法

こんにちは!転職エージェントの深入エドワードです。
転職についての相談の中で近年増えてきているのが、ベンチャー企業やスタートアップ企業への転職相談です。

大手日系企業の経営不振やリストラ、大胆すぎる配置転換なども話題になっている中で、ベンチャーやスタートアップといった大手企業とは全く異なる環境・思想の組織への転職を検討されている方や実際に転職活動を始めている方も増えているのではないでしょうか。

本記事では、そもそもベンチャー企業やスタートアップって何なの?という話から、そういった企業に正社員として転職を成功させるためにはどのような転職活動を行えばいいのかといった方法論・コツについてご紹介します。

ベンチャー企業やスタートアップって何?

「ベンチャー企業」「スタートアップ」といった区分で企業が語られることをよく耳にするようになりましたが、そもそもベンチャー企業やスタートアップとは何なのでしょうか。

大企業や中小企業といった区分では表せない姿勢・方向性の分け方

実は法的な企業の分け方には「大企業」「中小企業」といった区分はあるものの、「ベンチャー企業」「スタートアップ企業」といった区分は正式にはありません。
そのため、正式かつ正確な定義はなく、人によって使い方にブレがあるというのが正直なところ。

では、何を持ってその多大勢の中小企業や零細企業と呼ばれる企業と、ベンチャー・スタートアップと呼ばれる企業は異なるのでしょうか。

それは、一言にまとめてしまうと「姿勢」であると私は考えています。

一般に、中小企業・零細企業と呼ばれる会社はスモールビジネスとも言われる「売上・利益ともに大きくはないが、安定しているビジネス」を生業としています。
昔ながらの商店や工務店、地方の広告代理店などをイメージすると分かりやすいかもしれません。
彼らは確立したビジネスモデルを持っており、既存の試乗(マーケット)の中でビジネスを行っています。

そういったビジネスをしている中で、企業規模が大きくなり、社員の数が増え、規模の経済学部効いた結果として売上高が一定額を超えた企業が法的に「大企業」と区分されます。
(もちろん、大企業に至るには例外もあります。それは追って説明します)

では、ベンチャーやスタートアップと呼ばれる企業はどういった姿勢でどういったビジネスをしているのか。
分かりやすい「スタートアップ企業」から説明します。

スタートアップ企業は急速かつ急激な成長を追う企業

スタートアップとは読んで字の如く、「スタート」したあとに急激な「アップ」、つまり売上や利益、企業規模の増加を追っている企業のことを指します。

当たり前のビジネスを当たり前に行い、ある程度の利益を確保するというスモールビジネスとは異なり、これまでにないビジネスモデルや未確定の市場(マーケット)をビジネスの根幹とします。
その多くは新規性の高いビジネスモデルや、特許レベルのテクノロジーを駆使していたりなど、大企業にも負けず劣らずの武器を有しています。
(逆に言うと、そういった武器のないスタートアップは急激な成長を果たすことができず、スモールビジネスに切り替えたり会社そのものを解散したりすることが多いです)

そういった戦い方をするためには、創業からしばらくは投資フェーズと割り切って資金を大量に投下しつつ、赤字の決算を続けていくことになります。
赤字分の補填しながらビジネスを継続するために投資家やベンチャーキャピタルといった方々から資金を集めて、将来の大きな利益のためにあらゆるリスクを取りながらビジネスを加速してくのがスタートアップです。

スタートアップと言われている企業は、フェーズとしてスタート直後〜急激な成長過程にある会社がほとんどです。
急激なビジネスの「アップ」を目指して「スタート」のフェーズにいるのがスタートアップと捉えていただければと思います。

そのため、まだまだ社内規定などもカッチリしておらず、新卒・中途の採用や研修・育成方法についても確固とした方法が確立していない状態であることが多いです。
中には労務状態が法律上グレーであり、言ってしまえば「ブラック企業」といった状態の企業も非常に多くあります。
あらゆるものを犠牲にしながら、ギリギリのところで踏ん張りながら大成功を目指してベットし続けているスタートアップについては、その性質を十分に理解してから転職を行う必要があります。

ゴールが見えつつも、まだまだリスクを取り続けるベンチャー企業

一方でベンチャー企業についてです。
ベンチャー企業もスタートアップ同様、スモールビジネスではなく巨大なビジネスの確立・拡大を目指して営利活動に取り組んでいる企業となります。

スタートアップと違うのはその規模・フェーズです。

ビジネスのフェーズとしてはすでに会社の規模も30名以上になっており、売上や利益の創出にもある程度の目処が立っている状態で、
ある程度安定感を身に着けつつも、ゴールに向けて走り続けているスタートアップのひとつの状態と言えるでしょう。

資金調達の規模も数億円〜数百億円になっており、株式上場に向けてコンプライアンスの一層の周知や労働環境の改善、採用のスキーム化がある程度進んでいる状態でもあります。

また、例えば私の前職であるリクルートや、インターネット広告大手のサイバーエージェント、ゲームやEC・メディアなど多様なサービスを生み出しているDeNAもベンチャーと呼ばれることがあります。
これはリクルート・サイバーエージェント・DeNAなどが既存のビジネスを継続するだけでなく、常に新しいビジネスを模索しながら更なる成長を追求している企業であるからです。
俗に言う「ベンチャー精神・ベンチャースピリッツ」ですね。

つまり、ベンチャー精神やベンチャースピリッツと呼ばれるものを大切にし、常に新しいビジネスの創出やマーケットの拡大に向けてチャレンジングなことをしている企業は、たとえ法律の区分上「大企業」になったとしても「ベンチャー」と呼ばれることもあるのです。
このあたりが
「ベンチャーって何?小さな企業じゃないの?」
「ベンチャーと大企業って別なんだよね?」
といった疑問を生む理由・背景となっています。

スタートアップとベンチャー企業の違いを踏まえて転職活動に取り組むことが大切

このように、よく一緒にまとめられて語られがちな「ベンチャー」「スタートアップ」ですが、その規模やフェーズが全く異なり、転職を行う転職者・中途採用者としてはその違いを十分に理解した上で入社をしなければ「思っていたのと違った」となってしまうことでしょう。

革新的なビジネスを生み出そうとし、走り始めたばかりのスタートアップにジョイン(入社・参加)してしゃかりきに働くのか、それとも新しいビジネスの創出や拡大に向けて、ようやく組織として動き始めているといったフェーズのベンチャー企業で働くのか、しっかりとイメージを膨らませたうえで転職活動に臨むことが非常に大切です。

ベンチャー企業やスタートアップに転職する3つの方法

そもそもとしての説明が長くなってしまいました!
本記事の本題はここからです。

ここまで紹介したように、一般的な中小企業はもとより、世のほとんどの大企業とも性質や姿勢がことなる「ベンチャー企業」「スタートアップ」に転職するにはどうしたらいいのでしょうか。
採用に予算を割いている大企業と比較して、少数精鋭を志向しておりかつ採用予算にも限りがあるベンチャー・スタートアップに転職をするには多少のコツが必要です。

大手の転職メディア・求人サイトに求人情報を掲載して転職希望者を募集するにはまとまった予算が必要です。
残念ながら、ベンチャー企業・スタートアップはそこまでの予算がなかったり、そもそもそんなにたくさんの応募者(候補者の母集団)は必要なかったりします。

そういった現実を踏まえると、成長が見込まれる将来有望なベンチャー・スタートアップに転職するには次の3つの方法が効果的です。

知人・社員の紹介制度(リファラル採用・縁故採用)で繋がる

社員を比較的簡単にクビにできる海外と異なり、日本では解雇のハードルは非常に高いと言われています。
そのため、100%のリソース、つまり人材に活躍して貰う必要のあるベンチャー・スタートアップにおいては非常に慎重に採用する対象を見極めています。

信用のおけない人は採用できないため、その採用活動は役員や社員の知り合いや、そのまた知り合いから始まるケースが非常に多いです。
転職業界ではそういった「コネ」による採用を「リファラル採用」「縁故採用」と呼びます。
コネと言っても、知り合いだから楽に入れるということではなく、知り合いしか入れないといった意味合いが強いことに注意しましょう。

もし転職を検討されている方の周りにベンチャーやスタートアップで働いている方がいらっしゃるのであれば、その方が働いている会社、もしくは知っている会社で採用をしているところはないかということを聞いてみるというところから転職活動を始めてみましょう。

ベンチャー・スタートアップ企業の界隈は非常に狭く、「あの企業はこういう人を募集している」といった話はすぐに出回ります。
むしろ「こういう採用を進めたいので知り合いにいたら紹介してください」と業界の人や知り合いの会社の人に言って回っている状態ですので、身近な人からの情報収集で意外な企業への門扉が開かれるケースもあることでしょう。

ベンチャー・スタートアップ特化の転職求人メディアを利用する

本記事で先程、普通の転職活動で使うような転職メディア・求人サイトではベンチャーやスタートアップへの転職は難しいと述べました。
一方で、ベンチャーやスタートアップに特化した転職求人メディア・求人サイトというものもございます。

そういったベンチャー向け・スタートアップ向けの転職サイトは求人情報の掲載費用が安かったり、ベンチャーやスタートアップが自分たちの魅力を伝えるのに適したフォーマット・UIといったものが用意されていたりなどしているのが特徴です。
そのような求人サイトに会員登録をすると、大手サイトでは出会うことのできないような企業の求人を見つけることができたり、オファーやスカウトを受けることができることでしょう。

東証マザーズに上場をしたウォンテッドリーも、ベンチャーやスタートアップに特化した求人サイトです。

ウォンテッドリーでは社員や会社の写真が豊富に掲載されているほか、

  • なにをやっているのか
  • なぜやるのか
  • どうやっているのか

といったことが求人情報に掲載されており、一般的にはまだまだ知名度がない会社であってもその社風や雰囲気を十分に知ることができます。
また、選考・採用に対してエントリーするといった転職サイト然とした入り口だけでなく、「まずは遊びに行ってみる」「まずは話を聞いてみる」といったライトなアクションから企業との接触を始めることができるのも一つの特徴です。

企業からのオファーやスカウトも届くため、ベンチャーやスタートアップへの転職を少しでも考えている方であれば、まずは登録しておくことをおすすめします。
登録しておくことで届くオファーなどから、ベンチャーやスタートアップ企業の待遇がどの程度のもので、どのような企業が採用に積極的なのかを知ることができるというのも登録のメリットですね。

ベンチャー・スタートアップの転職に強い転職エージェントを利用する

転職サイト・求人メディアに目を通す時間がないという方や、第三者目線でおすすめ企業を紹介してほしいという方におすすめなのは転職エージェントサービスです。

転職エージェントサービスを活用して転職活動を進めることで、冷静な第三者目線で企業を評価してもらえる他、書類のレビューや面接の練習、転職活動一般に関する相談ができるといった強力なメリットがあります。

転職エージェントとは?ということや転職エージェント活用のメリットについて更に知りたい方は弊サイトの
正社員転職を成功させるならエージェントの活用が肝!
をご覧ください。

さて、転職エージェントを活用するといってもどのエージェントでもいいわけではありません。
ベンチャーやスタートアップ業界に詳しい・実績のある転職エージェントサービスに登録することが転職成功に至る近道となります。

ベンチャーやスタートアップへの転職を考えている方におすすめの転職エージェントは「ワークポート」です。

ワークポートは転職サイト大手のリクナビNEXTにおいて、転職決定人数部門第1位を6年連続も獲得している、大手企業お墨付きの優良転職エージェント企業です。

もともとはIT企業への転職紹介・斡旋に特化して事業を行っていたというバックグラウンドもあり、ベンチャーやスタートアップへの転職活動でありがちな「スタートアップのテクノロジーの話を転職エージェントが全然理解しておらず、ミスマッチの紹介しかしてくれなかった」といった問題を回避することができます。

拠点(オフィス)も日本の津々浦々にあるため、各エリア・地域の企業についても深い情報を持っている他、対面での転職相談にも乗ってくれるのが良いポイントです。

もちろん、転職希望者のサービス利用は完全無料。
まずは登録しておき、自身の希望を伝えることで紹介される企業からベンチャー・スタートアップ業界への理解を深めたり、待遇について目線を合わせたりするといった転職活動の進め方をおすすめします。

ベンチャー・スタートアップへの転職活動は効率的に!

さて、本記事ではベンチャー企業やスタートアップ企業とはそもそも何なのか、という説明から、そういった企業に転職するにはどのように転職活動を進めることが効果的・効率的なのかということを紹介してきました。

転職とは人生における非常に重要な分岐点となります。
きちんとした情報収集をしつつ、かつ効果的・効率的な転職活動となるように応援しています!

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